台北ヘヴン/台北日誌
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台北生活の体験日誌

#166-170 |
野次馬
野次馬根性丸出しである。幸い(?)にも連候補支持の集団が座り込みでデモを続けている、総統府は会社より徒歩5分。こんな歴史的な出来事を見学せぬ手はあるまい。228公演を横切り、MRT台大医院駅からは集会に向かう人たちが、大勢出てきていた。すれ違う人達は互いに「加油(がんばれ)」と声を掛け合っていた。
総統府前は人だかり
朝バスで通りがかった時には疎らだったが、出勤するかの如くどんどん人が増えてくる。夜にはあふれかえっていた。最前列には選挙カーが陣取り、車の上には演説者が交替で民衆を刺激していた。
連候補、宋候補、連太太(奥さん)、宋太太、立法委員‥‥民衆が疲れたころのこのこに出てきて、「〜好不好!(〜どうですかみなさん!)」。一方で理性的にとかもう帰りましょうとか言いながら、こうして民衆を刺激するのはいかがなものだろうか?台湾全土からバスを貸しきり駆けつける人たちも居る。恐らく金で雇われているのだろう。
判断ミス
こうした中、次の世代となる王金平氏は姿を現してはいない。台北市長馬英九氏は立場上、時々顔を出すが、解散を促している。彼らの頭の中には勝ち目のないことが分っており、連候補と一緒に失脚するつもりはないのであろう。国民党の内部崩壊が始まっているのではないか?
既に選挙に関する判断は司法に委ねられているので、行政を突付いても何も出てこないことぐらいは連候補には分っているはずである。僅か3万票‥気持は分らないでもない。銃撃事件が影響したのかもしれない。しかしながら、それでも勝てるとした判断があった(実際に銃撃のあった夜に、そう発言していた)のだから、負けは認めざるを得ないのではないだろうか?具体的な証拠も出せないようでは、覆る要素はない。
こうした集会を見て、連候補支持者が離れつつある。このまま続けることは党にとっても大きなイメージダウンとなる。
選挙前後、連候補は自己中心的な考えで大きな判断ミスを犯した。
| #167:台北ヘヴンは危険分子?[25/Mar/2004] |
目をつけられる?
最近、表現があまりにもキツクないか?国民党や大陸から目をつけられるのではないか?と言った、ご心配を頂きました。ありがとうございます。こんなしがない、サイトでそんな意見を頂けるとは思いませんでした。謝謝大家。
しかしながら
先にも申しました通り、しがないサイトです。トップにも書いてある通り、台北に住みながら思ったことや感じたことを、つらつらりと書いて居るだけです。書かなかったら今の熱い気持を忘れてしまいます。それは、何よりもったいないし、もしかしたら明日は全く逆の事を考えているかもしれません。あくまでも、自分を確認する為に書いています。
ご存知の通り、適当に続けますのでご心配なく。
明確にしておこう
台北ヘブンは国家としての台湾を支持します。特定の団体や個人を支持するものではありません。
| #168:冷たい雨が降っています[26/Mar/2004] |
続く座り込み
総統選挙が終ってから6日目です。あいかわらず、総統府前では連・宋候補を支持する人たちが座り込みを続けています。台湾の政況を嘆いてか、季節はずれの冷たい雨が降っています。風邪など引かなければいいのに‥と人事ながら心配してしまいます。
明日は50万人デモ
明日は総統府を取り囲むように50万人のデモが行われるようです。実施すること自体は異論ありませんが、速やかに実施してもらいたいものです。もし何らかの被害が出るようであれば、取り返すことが出来ない問題です。主催者は世界の目が向けられていることを理解し、そこで起きる全ての責任は自らが負う責任を持たねばなりません。
政治家とは
文字の通り政治をする人です。きちんとした哲学を持ち、法を遵守し、民衆が望む政策を実施出来なければいけません。決して、自分中心に物事を考え、法を無視することも良しとし、民衆をずるがしこく利用する人のことではありません。肝に銘じられよ。
| #169:自然な自分に戻ろう[30/Mar/2004] |
凝り固まった
総統選挙の喧騒は考え方を固定させてしまうようだ、何処にいても連支持者、襲撃事件に関して討論してしまう癖がついてしまった。とは言っても、陳総統支持者の意見を主に参考にしていたので、どうしても自分を守るための意見が身についてしまって、窮屈な感じがしていた。今の台湾を愛する、台湾を1個の国として支持することは誰もが同意してくれるので、もう一度その場所に戻ってみたいと思った。
といっても急ブレーキもかけられないので、暫くの間、漠然と選挙中の様子をつらつらと振り返ってみたいと思う。
でも、大集会にはやはり意義あり
まず、振り返るきっかけとなった、総統府前の大集会の収束について考えてみる。大集会は27日未明の警察動員によって、一応の解決を見た。一応と言うのは総統府の前の、生活インフラを妨げる場所ではなく、傍の中正記念堂に移動したと言うことである。総統府前ではバスなどの路線が、一時的に変更されたり、学校や官庁といった公共機関の出入りには大きな支障を来たしていた。十分な許可を取っておらす、違法性の高いデモであった。本来ならば首謀者が収束させなければいけないのに、警察の手を借りてしまったことは、やはり大きな手落ちだろう。
また、人が居なくなった後には大量のゴミが残されていた。周辺の壁には布が一面に貼られ、感情的な悪口雑言が書かれており理性的には感じられなかった。まずは今回の大集会でのモラルの低さ、そして他でもない世界にその場が映像として連日流れたことに注目すべきだろう。民意を表現することに異論はない、しかし理性的でなければその意味は大きく崩れる。
結果的に票の再検査をすることになりそうなので、一定の成果はあったように見えるが、やはりそのやり方には大きな問題があり、台湾のことを考えていない。
| #170:選挙は街を活気付ける[31/Mar/2004] |
旗屋が儲かる?
選挙期間中はなにかと街が活気付く、と思っていたのだが、今回は一寸趣が異なっていた。4年前の総統選挙に多かった旗がほとんど街中にはためいていなかった。この理由は4年前の5候補が乱立した状況と違って、今回は与党・野党それぞれの候補で1対1の戦いとなっていたからだろう。宣伝カーも殆ど見ることなく、テレビだけが連日大集会を報道していた。これまで一般的に選挙で儲かるのは旗屋と言われていたが、今回は肩透かしをくらったのではないかと感じた。
しかしながら大集会はどれも大規模だった。2月28日与党の手護運動では台湾を南北に手でつないだ。3月13日の野党の大集会では、各地で一斉に大集会が行われた。どれも数百万人単位で人が集まる巨大なイベントだった。どちらにも参加した人がいなければ、約5人に1人が参加したことになり、驚くべき動員力である。大集会の中では、鉢巻、手旗‥が参加者に配られる、結局旗屋は時代にマッチしながら、うまく儲けていたに違いない。やっぱり旗屋は儲かる。
活気づいていた選挙後の大集会
選挙後に総統府前で行われていた大集会で、台北のどこからか屋台が集まっていた。どんなに忙しくても食べることを忘れない台湾人は、屋台に群がる。入れ食いの大もうけである。屋台の主が本当に野党支持かは疑問である。台湾人の商魂が発揮されていた。
大集会の期間中、その場はまるで夜市さながらと言われていた。その場にいれば、食料、飲料などが配られていて、通り過ぎるだけで両手が一杯になるほど物が振舞われていたらしい。厳密に言えば夜市は物をくれるところではないので、正しい表現ではないのだろうが、それだけ人で賑わっていたと言うことだろう。
朝には遠く離れた場所から観光バスを貸しきって大勢の人が詰め掛けていた。中正記念堂に横付けされた車からは大勢の人が降り、プラカードを持った人が先導していた。さながら台北観光と言ったところだろうか。夜になると連候補支持の旗、衣服などをまとった人が大勢MRT、バスに乗り総統府前を目指していた。この大集会には、1日参加すると1,500元(約5,000円)が貰えたらしい。あくまでも噂だが、妙な説得力がある。もちろん全員ではないだろうが、こうした人々が大集会を支えていたことには違いない。
屋台で一儲けする人、日当をもらい仕事として集まった人‥ホントたくましい。
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